にいみ歯科ブログ

インプラント周囲炎は健康な歯に影響する?

2021年7月16日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

失った歯を補うためにインプラントは確立された治療方法ですが、インプラントも「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病に罹患します。しかし今回は、インプラント周囲炎が健康な歯に影響があるか解説します。

 

インプラント周囲炎とは


インプラント周囲炎はインプラントの歯周病と言われるように、歯垢が原因で起こる病気です。インプラントの周りに炎症を起こしている状態を「インプラント周囲粘膜炎」といい、骨にまで進行したものを「インプラント周囲炎」といいます。

 

インプラント周囲炎の原因は、歯垢による細菌感染や歯ぎしり、食いしばりなどの負担がかかった場合に、インプラントと骨の結合が破壊され、周りの歯肉に炎症を起こします。進行すると骨が溶けてしまい、膿が出たりインプラントが動揺したり、脱落する可能性があります。


歯周病とは

 

歯垢が原因で、歯肉の炎症を起こし、進行すると歯を支えている骨を溶かす病気です。日本人の8割が罹患しているといわれており、ほとんどの方が自覚症状がないため、気づいたときには進行している場合がほとんどです。

 

インプラント周囲炎と歯周病の違い

 

歯周病とインプラント周囲炎も、歯垢の中にある細菌が原因です。細菌の種類も類似ていおり、天然の歯の歯周病部位から、インプラントに伝わり、感染することが確認されています。

 

インプラント周囲炎は健康な歯に影響する?

 

インプラント周囲炎が健康な歯に影響するかは、報告されていませんが、インプラント周囲炎と歯周病の原因菌が類似していることから、インプラント周囲炎に隣接している歯への影響はあると考えられます。

 

インプラント周囲炎の治療方法

 

インプラント周囲炎の原因は、歯垢による細菌感染や歯ぎしりや食いしばりなどの負担にあることから、プラークコントロールや定期的なメンテナンス、かみ合わせの改善が行われます。重度の場合は外科的処置を行うことがあり、保存できない場合はインプラントの除去を行います。

 

初期

機械的清掃

中等度

機械的清掃と抗菌、殺菌療法

重度

外科的処置や再生療法、インプラント除去

 

まとめ

歯周病に罹患している場合、インプラントへの影響があるので、事前に歯周病治療を行ってから手術を行うことが一般的です。また、確認はされてませんが、歯周病とインプラント周囲炎の原因となる菌は類似していることから、隣接した歯にも影響があると考えられています。

 

インプラント治療を受ける際は、検査や治療を行う歯科医院に通院することをおすすめします。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントに寿命はある?|インプラントの寿命を縮めてしまう原因

2021年7月2日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント手術を希望しているけれど、寿命が気になる方も多いのでは?

 

インプラントはメンテナンスや、セルフケアを怠らず受けることで長く使用できます。今回はインプラントの寿命と寿命を縮めてしまう原因について解説します。

 

インプラントの10年生存率は約90%以上

研究ではインプラントの10年生存率は、約90%と報告されています。個人差はありますが、目安として平均寿命は10〜15年以上といわれています。なかには30〜40年以上と長持ちするケースもあります。

 

10年経っても約90%の方がインプラントを問題なく使用していることから、平均寿命は10年よりも長いと考えられます。

 

インプラントの寿命が短くなる2つの原因

インプラントの寿命が短くなる原因に「噛み合わせの問題」と「メンテナンスをしていない」が挙げられます。

 

噛み合わせの問題

歯ぎしりやくいしばりなどインプラントに強い力がかかると、埋入したインプラントや、アバットメントが緩くなたり、被せ物が欠けてしまったりと寿命を縮める原因となります。

 

対策は就寝時に装着するナイトガードで、インプラントを守ることができます。

 

またインプラントは骨と直接結合しているため、血液の供給がありません。そのため噛む力が強いと感染症になりやすく、炎症が起きやすいとされています。

 

メンテナンスをしていない

インプラントはメンテナンスが非常に大切です。インプラントと歯肉の間に汚れが蓄積したまま放置すると、インプラントの歯周病になる可能性が非常に高くなります。

 

インプラントの歯周病は「インプラント歯周粘膜炎」と呼ばれ、重症化すると「インプラント周囲炎」になり、骨に炎症を起こします。このような状態になると、インプラントが脱落する原因となります。

 

セルフケアも非常に大切ですが、メンテナンスは自分では落とせない汚れをしっかり落とします。メンテナンスは怠らないようにしましょう。

 

インプラントの寿命を長持ちさせるコツ

インプラントの寿命を長くするコツは、定期的なメンテナンスとセルフケアが非常に大切です。また使用していて違和感があれば、すぐに歯科医院に相談することも寿命を長くするコツです。

 

定期的なメンテナンス

歯科医院の定期的なメンテナンスでは、クリーニングのほかにレントゲン撮影を行いインプラントを支えている骨の量を見ます。

また噛み合わせの確認を行い、問題があれば噛み合わせの調整をします。

 

特殊な器具で着脱可能なインプラントの場合、アバットメントや被せ物の緩みを締め直すことができます。

 

メンテナンスはインプラントだけではなく、お口全体をチェックします。そのため残った歯の健康を守るためにも、必ず定期的なメンテナンスを行いましょう。

 

しっかりとセルフメンテナンス

セルフメンテナンスは自分で行うメンテナンスです。最終的な被せ物を入れた後、歯科医師や歯科衛生士から歯磨き指導を受けます。

 

インプラントは歯ブラシや歯間ブラシ、フロスといった道具を使用して汚れをしっかり落とす必要があります。

 

難しいからと諦めずに歯間ブラシやフロスを使いこなし、毎日汚れを落とすことで、寿命を伸ばす可能性が高くなります。

 

まとめ

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に高いです。長持ちさせるには、定期的なメンテナンスとしっかりとセルフケアを行うことで長持ちする可能性が高くなります。

 

また違和感や異変を感じたら、次のメンテナンスまで我慢をするのではなく、すぐにインプラント手術を受けた歯科医院に連絡をしましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントは医療費控除の対象!所得税を軽減するポイントを解説

2021年6月18日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療も医療費控除の対象です。インプラント治療は高額なので、少しでも負担を抑えたいもの。そこで、医療費控除についてポイントを解説します。

 

インプラントは医療費控除の対象

インプラントは医療費控除の対象です。確定申告のときに控除申請をすることで、所得税の軽減が期待されます。

 

医療費控除は、1月1日から12月31日までに100,000円以上の医療費や薬代を払った場合に、申告することができます。生計をともにする家族の分と合算して申告ができます。

 

万が一、申告を忘れてしまっても過去5年間にさかのぼることが可能です。

 

1年間に支払った治療費には、インプラントの治療費や薬代、通院のために利用した公共交通機関の交通費が含まれます。

 

インプラント治療費の10%〜40%が戻ってくる

実際にインプラントの治療費で、どのくらいの還付金があって、住民税が安くなるか気になるところです。実際に例をあげてみましょう。

 

例えば総所得が400万円、インプラントの治療費が50万円だとします。保険金などの補填金0円として計算すると、医療費控除額は40万円です。

 

還付金の計算は、医療費控除額に所得税率を掛けたものになります。総所得が400万の場合、税率は20%なので、8万円が所得税の還付金として戻ってきます。

 

さらに医療費控除は翌年の住民税に適用され、医療費控除額の10%を軽減します。この場合4万円の住民税の軽減が期待できます。

 

医療費控除の金額

以下の計算式で医療費控除の金額が求められます。医療費控除の上限は2,000,000円です。

 

医療費控除額=1年間の医療費の合計額−保険金などの補填金−100,000円

 

年収が200万円未満の場合は、以下の計算式で金額を求めます。

 

医療費控除額=1年間の医療費の合計額−総所得金額の5%

 

保険金などの補填金とは、医療保険や健康保険から支給されたお金のことです。

 

医療費控除の還付金

以下は医療費控除の還付金の計算式です。

 

医療費控除の還付金=医療費控除額×所得税率

 

所得税の金額は以下の通りです。


                               

課税される所得金額

税率

194万まで

5%

195万〜329万9,000円まで

10%

330万〜694万9,000円まで

20%

695万〜899万9,000円まで

23%

900万〜1799万9,000円まで

33%

1800万〜3999万9,000円まで

40%

4000万円以上

45%

   国税庁 所得税の税率

 

医療費控除は翌年の住民税にも適用されて減額される

医療費控除は翌年の住民税にも適応されます。計算式は以下の通りです。

 

減額させる住民税=医療費控除額×10%

 

インプラントの医療費控除に必要な書類

2017年の確定申告から領収書ではなく、医療費控除の明細書の提出が必要になりましたが、領収書は5年間保存する必要があります。

 

保険組合に加入している場合、「医療費控除のお知らせ」が届きます。インプラント治療は自由診療のため、医療費控除の明細書の記入が必要です。

 

医療費控除のお知らせと併用して、医療費控除を受けることができます。医療費控除の明細書は国税庁のHPでダウンロードが可能です。

 

まとめ

インプラント治療は高額ですが、インプラント治療は医療費控除の対象になります。医療費控除を利用することで、費用を抑えることが可能です。

 

確定申告は難しい、面倒くさいと考える方もいるかと思いますが、年間の医療費が100,000円を超えるなら、ぜひ活用したい節税制度です。

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 


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インプラント治療は保険が適用されないのはなぜ?理由を解説します

2021年6月4日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療は失った歯を補うための治療方法の一つです。高額な治療になりますが、条件が揃うと保険が適用されます。

 

インプラントは保険が適用されない自由診療

インプラント治療は一部の症例を除いて保険が適用されない自由診療です。事故や病気が原因で、顎の骨が広範囲にわたって失ってしまった場合は、保険適用が可能です。

むし歯や歯周病で失った歯は、保険適用外です。そのため負担する費用が高額になります。

 

保険が適用になるインプラント治療とは

保険適用が可能な場合、条件付きで「広範囲型顎骨支持型装置埋入手術」を行います。

 

・先天性疾患により顎の骨の1/3以上欠損している状態

・外傷で顎の骨が1/3失っており、上顎洞や鼻腔へと繋がっていると診断された場合や、下顎の切除を必要とする場合

・骨移植によって顎の骨が再建される場合

・顎の骨の形成不全

 

また歯科大学附属病院や規模の大きい病院など、国から認められた施設でなければ保険が適用されません。どこの病院に行っていいかわからない場合は一度、かかりつけの歯科医院で相談することをおすすめします。

 

インプラント治療が高額な理由

インプラント治療はコストがかかる治療です。使用する器具・機材が非常に高額で、感染症対策の環境を整えるために、使い捨てのガウンを使用するためコストがかかります。

 

また最終的な被せ物は精度を高めるため、保険診療では使用しない特殊な材料を用いて型を取ります。被せ物の素材も保険適用外です。セラミックやジルコニアといった白い素材を使用するため、費用が高額になります。

 

インプラントは1本埋入するだけでも、非常に時間とコストがかかる治療方法のため高額になります。

 

まとめ

保険適用が可能なケースは、先天性疾患や事故で大きく顎の骨を失ってしまった場合に限られています。むし歯や歯周病で失った場合、自由診療となります。

 

通常の保険治療よりも器具器材、人件費、感染症対策といった費用がかかるため、今後も保険適用される可能性は低いと考えられます。

 

インプラントはほとんどの症例で自費診療になります。金銭面で不安があり、インプラント治療を希望される方は、初診時に歯科医師としっかり相談しましょう。

 

悩みや疑問があればそのままにせず、解決してから治療を受けることが大切です。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントに種類はあるの?|使用するインプラントの種類を知っておくべき理由

2021年5月21日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラントには世界中の各メーカーから販売され、その数はなんと100種類以上。日本でもおよそ30種類のインプラントが販売されています。

 

4種類の代表的なインプラントメーカー

日本も使用されているインプラントの種類は、なんと30種類以上。各メーカーから様々な種類のインプラントが販売されていますが、インプラントにトラブルがあった際、会社が倒産してしまって、部品が取り寄せることができないケースも。

 

インプラントはメーカーごとに規格が異なります。引っ越しなどでインプラントを入れた歯科医院に通えなくなった場合、代表的なインプラントメーカーを使用していれば、これまでと変わらず継続してメンテナンスを行えます。

 

ノーベルバイオケア社

ブローネマルク教授が世界で初めて、インプラントと骨の結合を発見してから世界で初めてインプラントを作った老舗メーカーです。40年以上の歴史と実績を誇っており、世界のトップ企業となっています。

 

ストローマン社

ノーベルバイオケアに次ぐ、実績を残している大手企業。数多くのインプラント関連製品を販売しており、世界で70カ国以上に提供され、世界シェア率1位を誇っています。

 

アストラテック社

1985年に開発されたインプラントです。インプラントの性能が優れており、骨とインプラントの結合は、通常3ヶ月〜半年ほどかかりますが、アストラテック社は1ヶ月程で結合が可能です。

 

ジンマー・バイオメット・デンタル社

インプラント体に特殊な加工をすることで、骨とインプラントの結合を高めており、骨の量が少ない方でもインプラントを入れることが可能です。アメリカではシェア1位を誇っています。

 

インプラントは種類によって構造が違う

各メーカーによって素材や構造が異なります。素材や構造によって使用する部品や器具が異なるので、種類も把握しておきましょう。

 

素材の種類

基本的なインプラントの素材は、チタンが99.8%以上の純チタンやチタン合金が使用されます。骨と結合がしやすく、強度があるのが特徴です。

 

また、骨と結合性は劣りますが、成形しやすく、形状記憶する特徴があるチタン・ニッケル素材を使用しているメーカーもあります。

 

インプラントの構造

インプラントの基本的な構造は、人工歯根である「インプラント体」、人工歯である「上部構造」、人工歯根と人工歯を連結させる「アバットメント」の3つの構造からなります。

 

メーカーによって、インプラント体とアバットメントが一体化している1ピースタイプと、インプラント体とアバットメントを連結させる2ピースタイプに分かれます。

 

使用するインプラントの種類を知っておこう

インプラントは入れたら一生安心できものではなく、何らかのトラブルが起きた場合はアバットメントの交換や、インプラントの除去をしなければなりません。メジャーではないメーカーを使用している場合は、他医院でトラブルの対応が困難になる可能性があります。

 

引っ越しやトラブルといった通院が困難になった場合に備えておくために、少なくとも使用したインプラントのメーカーと種類を知っておくようにしましょう。

 

まとめ

インプラントは入れたら「一生安心」ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。また、トラブルがあった場合、部品の交換やインプラントを除去しなければならない可能性があります。

 

インプラントは体内に人工物を入れているので、どのようなメーカーのインプラントが入っているか、を知っておくことをおすすめします。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

 


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インプラントと差し歯の違いは?

2021年5月7日 (金)

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

患者様のなかにはインプラントと差し歯の違いがわからず、差し歯のことをインプラント誤解されている方がたまに見受けられます。インプラントと差し歯は全くの別物です。今回はインプラントと差し歯の違いを解説します。

 

差し歯とは

差し歯は歯の根っこが残っており、歯の根っこや歯の一部に歯を差し込み、歯を補う治療方法です。専門用語ではクラウンと呼ばれおり、むし歯で歯を削って、必要に応じて歯の根っこの治療を行った後に、最終的な歯を被せます。

 

差し歯の構造

むし歯が進行して、根っこの治療が必要になった場合、最終的に被せ物をして歯を補います。差し歯の構造は、歯の根っこに「メタルコア」や「ファイバーコア」と呼ばれる土台を入れて、被せ物の基礎とします。

土台の形を整えたあとに型を取り、「銀歯」「セラミック」「メタルボンド」「硬質レジン」といわれる被せ物を被せます。

 

インプラントとは

歯を失った場合に、骨に歯の根っこの代わりとなるチタン製のインプラント体を埋めて、失った歯を補う治療方法です。

 

差し歯とインプラントは全くの別物

差し歯は歯が残っている状態で、インプラントは歯を失っている状態に行う治療方法ですので、両者は全く別物になります。

 

差し歯は選択する素材によって、保険が適用される治療方法ですが、インプラントは保険が適用されない自由診療となっています。

 

差し歯のことをインプラントと誤解されている方は、差し歯が土台ごと脱離した場合、「インプラントが取れた」と来院される方も見受けられます。また歯が抜けてしまったら「差し歯にすればいい」と誤解されている方も多いです。

 

トラブルの予防や最善の治療を受けるためには、治療の説明をしっかり行う歯科医院に通院し、説明を理解したうえで治療を選択することが大切になります。

 

まとめ

インプラントと差し歯の違いについて解説しました。差し歯は自分の歯が残っている場合に行う治療方法で、インプラントは歯を失った場合に歯を補うために行う治療方法です。

 

最善な治療を受けるためには十分な説明を受け、理解したうえで治療を行うことが大切になります。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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インプラントが失敗する原因は?失敗しないための予防策を紹介

2021年4月16日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失った場合、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」が選択肢に挙げられます。以前の歯を同じように噛めることからインプラントを選択される方も増えています。しかし、何らかの理由でインプラントが失敗してしまう方もいます。そこで、インプラントが失敗してしまう理由とその対策を解説します。

 

インプラントが失敗する原因

インプラントは外科的手術が必要な治療方法です。診査診断が不十分、歯科医師の経験不足、インプラントが骨と結合されないなど、インプラントが失敗するケースは、何らかの理由があります。

 

診査診断が不十分

インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むため、外科的手術が必要な治療です。CT撮影が行われず診査診断が不十分だと、神経麻痺や動脈損傷など思わぬトラブルの原因となります。

 

レントゲン写真では骨の厚み、神経や血管の走行している位置が分かりません。CT撮影を行うことで、三次元的にそれらの位置が分かり、インプラントを入れる方向が分かります。

 

またインプラントの手術は静脈内鎮静を行う場合もあるため、アレルギーや既往歴、服用している薬など全身の状態をあらかじめ伝えるようにしましょう。

 

歯科医師の知識や経験が不足している

歯科医師の知識や技術、経験不足が原因でインプラントが失敗してしまうケースもあります。

 

歯科医師の技術は測ることは難しく、一つの目安としてインプラントに関する学会に属し、研修にも精力的に参加しているかどうかを院内のホームページや掲示物で確認すると判断がしやすいです。

 

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

 

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

 

歯周病に罹患している

歯周病に罹患している場合は、インプラント治療を受ける前に歯周病の治療を行う必要があります。

 

歯周病に罹患していると、インプラント治療後にインプラント周囲炎になり、脱落するリスクが高くなります。

 

インプラントの失敗を防ぐためにすべきこと

インプラントの失敗を防ぐためには、歯科医師とコミュニケーションをしっかりとることや、診査診断を的確にする歯科医院に通院することです。術後もインプラントのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

 

歯科医師と十分なコミュニケーションをとる

どの治療にもメリットとデメリットがあります。インプラント治療は保険が適用されない高額な治療なので、事前に治療方法や診断結果をよく確認しましょう。

 

また、歯科医師によって考え方が違うことが少なくありません。歯科医師と「何か合わない」と感じたらセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

 

診査診断をしっかり行う歯科医院を選ぶ

インプラントは事前の診査診断が非常に大切です。診査診断ではCT撮影をし、シミュレーションソフトでインプラントの入れる位置を確認し診断をします。

CT撮影を行わないでインプラント治療を進める歯科医院では注意が必要です。

 

インプラントのメンテナンスを怠らない

インプラントのメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント歯周炎になる可能性が高くなります。

 

インプラントを入れた後は歯科医師、歯科衛生士から歯磨きの方法を身につけます。また定期的な検診やクリーニングも必ず行うようにしましょう。

 

まとめ

失った歯の噛み合わせを回復する治療方法は、インプラントが最適です。しかし高額で外科的処置を行うインプラント治療は、不安が多いもの。

 

失敗しないためには、診査診断や治療の説明をしっかりしてくれる歯科医院を選び、納得したうえでインプラント治療を選択するようにしましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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子どもたちのお口の発達と離乳食

2021年4月6日 (火)

お子さんがいる家庭であれば、離乳食の時期にうまくいかなぁという経験をされていることが多いのではないでしょうか?

 

離乳食の意義が何かを、保護者の方々は考えたことがありますか?多くの方が、おっぱいやミルクを卒業して食事のみで生活してくために食べるもの。おっぱいやミルクを早く卒業できる子ほどいい子。何でも初めからいっぱい食べる子が育てやすい子。というようなイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか?

実は、離乳食は、お口の機能や発達にとても深い関わりがあります。子どもたちの健康的なお口の発達にとって、離乳食の時期の食の経験は最も重要と言っても過言ではありません。お口の健康的な発達の見地から離乳食の意義を考えると、離乳食は母乳やミルクに代わるものではなく、それらに加えるものという考え方があります。詳しくお話しすると、生後6ヶ月頃から不足する亜鉛や鉄を補うために、食べ物を取り始める。不足するのはわずかな量なので、初めからたくさん食べる必要はないということです。初めから、たくさん食べることを期待してしまったり、食べてくれないと落胆してしまったりする保護者の方が多くいらっしゃると思いますが、それは必要ないことなんです。近年、口腔機能の発達が不十分な子や、口腔機能の発達段階で悪習癖がついてしまった子たちを日々の診察でもよく目にします。

また、筆者自身も子育て中の一児の母ですが、保育園の中で、離乳食時期の食への悩みはよく聞かれていました。「ペーストから固形になってきたら食べない。」「偏食でいろんなものを食べない。」「作ったものをほとんど食べてくれない。」など。子どもの食事について悩む保護者の方はとても多いと思います。しかし、その悩みを尋ねる場所がなかなか身近になく、本やホームページを見ても解決法が見つからないことも多いのではないでしょうか?

 

にいみ歯科医院では生涯通して通っていただける歯科医院を目指しています。そのために、歯が生えない赤ちゃんの時期からでも、受診する意義を感じていただけることとして、離乳食指導を行っております。
離乳食指導は、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士、口育士(子どものお口の発達について学んだ専門スタッフ)で、離乳食の始め方の指導や離乳食での悩みの相談を行っています。

また、当院では、従来のペースト食から始める離乳食だけでなく、BLWという方法を取り入れた離乳食の方法をお勧めしています。従来の離乳食の方法の中では、固形の食べ物を食べなくてつまずいてしまったり、赤ちゃんの発達に合わせて固形の食べ物をなかなか与えられずに困っていたり、自分で食べる機会を作れなかったりという悩みをよく伺います。

 

BLWという方法をベースに、“口に入れてあげる”をやめて、“自分で食べる”を促す方法やヒント、固形の食べ物を進める上での大切なことをお伝えしています。

 

離乳食は、やり方によっては、親にとっても、赤ちゃんにとっても、ストレスに感じてしまうことがありますが、やり方一つで、赤ちゃんの生命力や成長を感じられる、親子にとってかけがえのない時間になります。

 

また、正しい口腔機能を育む大切なプロセスになります。

 

何となく、「歯科医院は歯が生えてから行くところ」という感覚の方が多いと思いますが、歯科医院は、歯だけでなく、お口の専門家です。お子さんに歯が生えていなくても、お子さんの歯に心配がなくても、お越しください。口腔機能の発達を早い段階で確認することで、口腔機能発達不全やお口の悪習癖が歯ならびに顕著に影響が出る前に、発見し、アプローチできる可能性があります。現に、離乳食の相談をきっかけに来院されて、乳歯の問題や口腔機能の問題にかなり早い段階で発見できたケースもあります。早く知ることができれば、対応する方法も選択でき、保護者の方は心構えもできるので、とても大切な時間になりうると考えています。

 

赤ちゃんを連れて病院に行くのは、保護者の方にとって、時間も体力もいることだとは思います。赤ちゃんは、少しの時間お口をみるだけでも、泣いてしまうでしょう。それでも、知っていただきたいことがあります。

 

子育て中の方でも、これから子育てをされる方でも、お口の健康的な成長をお手伝いするにいみ歯科医院にぜひ、ご相談ください。


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インプラントが失敗する原因は?失敗しないための予防策を紹介

2021年4月2日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

歯を失った場合、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」が選択肢に挙げられます。以前の歯を同じように噛めることからインプラントを選択される方も増えています。しかし、何らかの理由でインプラントが失敗してしまう方もいます。そこで、インプラントが失敗してしまう理由とその対策を解説します。

 

インプラントが失敗する原因

インプラントは外科的手術が必要な治療方法です。診査診断が不十分、歯科医師の経験不足、インプラントが骨と結合されないなど、インプラントが失敗するケースは、何らかの理由があります。

診査診断が不十分

インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むため、外科的手術が必要な治療です。CT撮影が行われず診査診断が不十分だと、神経麻痺や動脈損傷など思わぬトラブルの原因となります。

レントゲン写真では骨の厚み、神経や血管の走行している位置が分かりません。CT撮影を行うことで、三次元的にそれらの位置が分かり、インプラントを入れる方向が分かります。

またインプラントの手術は静脈内鎮静を行う場合もあるため、アレルギーや既往歴、服用している薬など全身の状態をあらかじめ伝えるようにしましょう。

歯科医師の知識や経験が不足している

歯科医師の知識や技術、経験不足が原因でインプラントが失敗してしまうケースもあります。

歯科医師の技術は測ることは難しく、一つの目安としてインプラントに関する学会に属し、研修にも精力的に参加しているかどうかを院内のホームページや掲示物で確認すると判断がしやすいです。

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

インプラントが骨と結合されない

インプラントは骨と結合することで、噛み合わせの回復ができます。インプラントと骨が結合されないと脱落の原因となります。

結合されない可能性として、インプラントを入れる位置が適切ではない場合や骨にダメージが与えられた場合はインプラントと骨が結合されません。

歯周病に罹患している

歯周病に罹患している場合は、インプラント治療を受ける前に歯周病の治療を行う必要があります。

歯周病に罹患していると、インプラント治療後にインプラント周囲炎になり、脱落するリスクが高くなります。

インプラントの失敗を防ぐためにすべきこと

インプラントの失敗を防ぐためには、歯科医師とコミュニケーションをしっかりとることや、診査診断を的確にする歯科医院に通院することです。術後もインプラントのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

歯科医師と十分なコミュニケーションをとる

どの治療にもメリットとデメリットがあります。インプラント治療は保険が適用されない高額な治療なので、事前に治療方法や診断結果をよく確認しましょう。

また、歯科医師によって考え方が違うことが少なくありません。歯科医師と「何か合わない」と感じたらセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

診査診断をしっかり行う歯科医院を選ぶ

インプラントは事前の診査診断が非常に大切です。診査診断ではCT撮影をし、シミュレーションソフトでインプラントの入れる位置を確認し診断をします。

CT撮影を行わないでインプラント治療を進める歯科医院では注意が必要です。

インプラントのメンテナンスを怠らない

インプラントのメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント歯周炎になる可能性が高くなります。

インプラントを入れた後は歯科医師、歯科衛生士から歯磨きの方法を身につけます。また定期的な検診やクリーニングも必ず行うようにしましょう。

まとめ

失った歯の噛み合わせを回復する治療方法は、インプラントが最適です。しかし高額で外科的処置を行うインプラント治療は、不安が多いもの。

失敗しないためには、診査診断や治療の説明をしっかりしてくれる歯科医院を選び、納得したうえでインプラント治療を選択するようにしましょう。

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


カテゴリー: インプラント,院長ブログ

歯科インプラントの手術って?

2021年3月19日 (金)

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司

 

インプラント治療では、インプラントを顎の骨に埋め込む外科的手術が必要になることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

大きな骨移植が必要な場合は入院することもありますが、通常のインプラント手術の必要はありません。

 

手術時間はインプラントの埋入本数や骨移植の量が多くなればなるほど長時間になります。

ここでは、手術の方法や治療の流れなどを詳しくお話します。

 

インプラントの手術方法

インプラントを埋め込む手術には、一般的に一回法と二回法の2つの術式があります。

 

どの術式にするかは、口の中や全身の状態、歯科医師の方針などにより異なります。

 

一回法とは?

人工歯を装着するまでの外科手術は一回のみで、歯茎の切開が一回だけで終わるため体への負担が比較的軽い術式です。

【特徴】

・GBR法(骨を造る手術)を行う場合、二回法よりも感染のリスクが高くなる

・完全に結合していない間に力がかかって、骨や結合に悪影響が出ることがある

・インプラントが粘膜の上に露出しても問題ない時に適している

・顎の骨の量が少ない部位には使用しにくい

 

二回法とは?

人工歯を装着するまでに外科手術を二回行うため、体への負担が一回法よりも大きいですが、適用できるケースが多い術式です。

【特徴】

・ほとんどのケースに適用できる(特にインプラントが露出すると外力により骨との結合が阻害される可能性が高い場合、術後感染のリスクが高い場合には適用)

・歯茎を一旦閉じてしっかりと治癒期間を設けるため感染の可能性が低い

・手術してから最終的な人工歯が入るまでの期間は一回法よりも長い

・工程が複雑なため費用が高い

 

インプラントの手術・治療の流れ

 

一回法の場合

①麻酔をして麻酔が効いているかを確認する

②歯を失った場所の歯茎を切開しドリルにより顎の骨に穴を開ける

③インプラントを埋め込む

④歯茎の形態が整ったら支台装置(アバットメント)をインプラントに取り付ける

⑤アバットメントが露出した状態で歯茎を縫合

(歯茎の治癒におよそ2~3週間、インプラントと骨の結合に上顎でおよそ4~6ヶ月、下顎でおよそ2~3ヶ月かかる)

⑥インプラントと骨が結合が確認できたら型取りを行い、人工歯の製作

 

二回法の場合

【一次手術】

①麻酔をして麻酔が効いているか確認

②歯を失った場所の歯茎を切開し、ドリルで顎の骨に穴を開ける

③インプラントを埋め込む

④インプラントの上部を歯茎で覆い縫合

(歯茎の治癒におよそ2~3週間、インプラントと骨の結合に上顎でおよそ4~6ヶ月、下顎でおよそ2~3ヶ月かかる)

 

【二次手術】

①インプラントと骨が結合したことを確認

②インプラントを埋め込んだところの歯茎を再び切開し、支台装置(アバットメント)を取り付ける

③歯茎の治癒が確認できたら、人工歯を装着するためのアバットメントや噛み合わせる歯の型取りを行い、人工歯の製作(仮歯→最終的な人工歯)

 

まとめ

一回法は手術が一度だけなので身体への負担が少なく、治療期間も二回法い比べて少なく、治療期間も二回法に比べて短い一方で、顎の骨の量が十分でない場合には適用できないのが特徴です。

 

二回法はほとんどのケースに適用でき、一次手術後にいったん歯茎を閉じるため感染リスクが低い一方で、身体への負担が一回法に比べて大きく、治療期間が長いことが特徴です。

 

インプラントの種類や術式は複数あり、口の中の状態は一人ひとり異なるため、事前に歯科医師と十分に相談し、最良の結果を得られる方法を選択するようにしましょう。

 

三重県四日市市 にいみ歯科医院

歯科医師 院長 新美敦司


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